台風19号が日本列島に接近し、猛威を振るっています。
前回の台風15号で被害が大きかったことから、既に影響調査を実施している客先もあります。
ちょうど世間は3連休にあたり、影響調査を進めようとしてもTier-Nの被害状況まで把握するのは困難です。
今回は、事前に仕入先に送付できるテンプレートを作成しました。
ぜひご活用下さい!
影響調査テンプレート(台風19号用)
実際に私が昨日(10月11日)に送付した文面を掲載します。
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取引先各位
いつもお世話になっております。
株式会社XXXの調達部 YYYです。
台風19号が明日12日(土)に東海・関東地方に接近する予報となっています。
また、広範囲で暴風・強風が予想されています。
各取引先の皆様におかれましては何よりもご自身やご家族、従業員の皆様の
安全を第一に行動して頂きたいと思います。
台風通過後の13(日)でも水没・強風による建物の損壊・設備の破損などの可能性が
ある場合は、責任者のZZZまでメールあるいは電話にてご連絡ください。
責任者 ZZZ
メールアドレス:
携帯電話:
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テンプレートのポイント
ポイント① 初動調査の動機付け
台風の被害が起きたときはだいたいパニックになるものです。
このメールを事前に投げてあることで、何か問題となったときに仕入先は他社よりも気に掛けてくれる可能性があります。
ポイント② 何よりも安全
建物や設備が大丈夫だろうか、などと気にして暴風雨の中、出かけていって何か事故に遭われてしまった。
なんてことがあったらとんでもないことになります。まずはご自身や家族、従業員の皆様の安全に気をつけてもらうということを必ず文面に入れて下さい。
ポイント③ 対応窓口を明確化する
有事の際には電話が繋がらないなど混乱します。窓口を一本化、明確化することで正確な情報を早く手に入れることができます。
まとめ サプライチェーンの把握は初動が大切
サプライチェーンの影響確認は、何はともあれ初動が大切です。
初動が90%を占めると言っても過言ではありません。
影響があるかないかの切り分けが大切です。ステークホルダーは影響があるかどうか、結論を知りたがります。出し惜しみせず、影響があるかないか、まず伝えてあげましょう。
また情報の進展がない場合は、「◯日までは情報が入らないものと思われます。情報が入り次第UPDATEします。」などの気遣いも必要です。
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何はともあれ、被害が大きくならないことを祈るばかりです。
調達部員の皆さん、頑張りましょう。