いよいよ大型連休突入ですね。
毎日の激務を少し忘れてゆっくりしている人もいるでしょう。また、海外へ旅立った人もいるかもしれません。
私の場合は、大型連休になるとたいていどこかに旅立ちます。
国内で抑えることもあれば、海外へ行くこともしばしば。
しかしながら、バイヤーは時に、連休中でも対応を迫られることがあります。
バイヤーが連休中に気をつけることを、私の実体験を交え、紹介していきます。
サプライチェーンの再確認
ズバリ、サプライチェーンの確認を事前に済ませておきましょう。
私の場合は、連休前にサプライチェーンを最新化したものをスマホですぐ呼び出せるようにしています。
セキュリティの関係で持ち出せない場合は、アクセスできる会社のフォルダにUPしておきましょう。
サプライチェーンは最新化されていることが大切です。
日頃から、メンテナンスを実施しておきましょう。
実際に起こった連休中のできごと ※実体験
・海外の地震で大規模な津波が発生した
・港湾のストライキが発生した
・仕入先が火事にあった
・海外で大規模な爆発が発生して、モノが出せなくなった
私はすぐにサプライチェーンを確認しました。
とりあえず震度6強の地域に仕入先はありませんでした。
しかし震度6強にもなると、顧客から間違いなく問い合わせが入ります。
そこで、私は以下の動きを掛けました。
熊本県地震での対応
2.熊本県で登録があるサプライヤを絞る ※Tier-Nで確認をすること
3.もう一度ネットニュースで震源と被害の程度を確認。影響がないことを確認。
4.間違いなく顧客から問い合わせが入るので、営業担当に一斉に情報発信。
「影響なし」と連絡。及び海外拠点からも問い合わせが入る可能性があるため
海外拠点長にも情報展開。
5.海外拠点長からリアクション。「連休中で不安でしたが助かりました」等。
6.ある拠点長からは数年前に発生した熊本県地震のサプライヤ調査記録をメールで送付してくれた為、
これを元に再度調査を実施することができる準備ができた。
7.関係サプライヤに影響調査依頼
8.連休明けに影響がないことを確認
サプライチェーンの確認で大切なのは初動
サプライチェーンの影響確認は、何はともあれ初動が大切です。
初動が90%を占めると言っても過言ではありません。
影響があるかないかの切り分けが大切です。ステークホルダーは影響があるかどうか、結論を知りたがります。出し惜しみせず、影響があるかないか、まず伝えてあげましょう。
また情報の進展がない場合は、「◯日までは情報が入らないものと思われます。情報が入り次第UPDATEします。」などの気遣いも必要です。
まとめ
連休は気が緩みがちです。
休みの日も仕事をしなければならないわけではありませんが、休み明けに大混乱になるぐらいであれば、連休中に少しの時間でもプライベートの時間を割いて仕事をするのもありだと思います。
働き方改革で、振り分けが難しい領域ですが、連休明けの自分を楽にするためにも、事前準備をしっかりして、初動を念頭に置いて行動して下さい。